第87回 空間研究小委員会研究会
次世代の都市交通空間 — 新モビリティシステムに対応する空間デザイン —
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2020年05月12日(火)
科学技術が高度に発展し、その社会実装を目指した次世代の社会像「Society5.0」も発表されるなど、身の回りが大きく変化しつつある。なかでも新モビリティシステムの社会実装は、直接的に都市活動と関わるため、これに対応した都市空間の編集が求められている。
近年、リアルタイムの交通データによる混雑予測から最適な経路と交通手段をユーザーに提供することで、格段に移動効率が上昇している。また、世界的に普及しているライドシェアやシェアバイクなどの「共有」の概念も効率を加速させている。さらに、ICTなどの技術的発展によりMaaS(Mobility as a Service)という概念が登場し、これまで独立に運営していた種々の交通サービスが、新たなアプリケーションによってシームレスに接続され、交通体系の統合が試行されている。一方、自動運転技術も急速に進展し、オートクルージングや衝突防止技術は既に市場投入されている。自動運転の車両が一般道を走り、より最適化され高効率化された交通の体系化が進み、かつて漫画で描かれた未来都市が現実になりつつある。
次世代モビリティシステムの社会実装に伴って、適切な都市空間のデザインがあるはずである。本シンポジウムでは、MaaS・共有交通システム・自動運転などの次世代モビリティに適応した都市空間で起こる現象とそれに対する課題を探り出し、次世代の都市交通空間デザインについて議論したい。
- 日時
- 2020年5月12日(火)15時~17時30分
- プログラム・出演
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1.はじめに:郷田桃代(主査・東京理科大学)
2.趣旨説明:櫻井雄大(東京理科大学)
3.話題提供:
「共有交通システムによる拡張される活動」櫻井雄大(東京理科大学)
「MaaSのトータルデザイン」伊藤昌毅(東京大学)
「MaaSと郊外住宅地」藤垣洋平(小田急電鉄株式会社)
「データドリヴン交通計画」太田恒平(株式会社トラフィックブレイン)
4.質疑・討論
5.まとめ:宗政由桐(早稲田大学)
(敬称略) - 参加費(資料代を含む)
- 一般2,000円/学生500円
- 定員
- 60名(事前申し込み制・先着順)
- 申し込みページ
- http://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=625518
- 主催
- 日本建築学会 建築計画委員会 計画基礎運営委員会 空間研究小委員会