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洋風画と泥絵 
異国文化から生れた「工芸的絵画」

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2020年03月31日(火)〜2020年06月14日(日)

江戸時代、長崎港を通じてオランダや中国から舶来した「異国」の文化は、日本の絵画や工芸にも新しい表現を引き起こしました。異国的風物を主題に描いた絵画、ガラス絵や長崎版画、のぞき眼鏡で凸レンズから覗き見る眼鏡絵、大名屋敷や名所の風景を描いた東都江戸の土産絵・江戸泥絵などに、西洋の絵画技法の影響下に描かれた洋風表現が見い出せます。

遠近法や陰影法は、本来は事物を見たままに写しとるためのものでしたが、西洋の画家から直接学ぶことのなかった日本では独特の描写が生まれ、さらに土産絵などとして民間に広まることで簡略化し、写生画とは異なった魅力を持つ「洋風画」や「泥絵」に変容していきます。

本展では、当館創設者・柳宗悦(1889~1961)が「工芸的絵画」と呼び民画として位置付けた、江戸時代後期の洋風画と泥絵を中心に、館蔵品から紹介します。江戸時代の人々が身近に触れた「異国」の文化をご高覧いただければ幸いです。

日時
2020年3月31日(火)~6月14日(日)10時〜17時(入館は16時30分まで)
休み
月曜(ただし5月4日は開館し、5月7日振替休館)
入場料
一般 1,100円/大高生 600円/中小生 200円
会場
日本民藝館
(東京都目黒区駒場4-3-33)
  • 京王井の頭線「駒場東大前駅」西口から徒歩7分
  • 小田急線「東北沢駅」東口から徒歩15分
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