隈 研吾「新しい建築のための方法序説」
『点・線・面』(岩波書店)刊行記念
2020年03月19日(木)
トビケラの幼虫は、小さな点のような身近な素材を集めて巣を作る。
この虫をまねて、身体のような建築を作れないだろうか。
あるいは、日本の伝統木造建築が磨いてきた、
細く、移動する線を、今再び取り戻すことはできないだろうか。
そして、砂漠で一枚の布が、
テント暮らしを続けるベドウィン達の生命を守っていたように、
面の持つしなやかな力を活かせないだろうか――。
著者は、歴史、自然、そして新しい物理学のうちに、点と線と面とを求め、ヴォリュームを越える道を探り続けてきました。
新著では、木や石、そして土などの、物質と対話を重ねながら、また、時間についての思索を深めながらたどり着いた新しい世界、そしてその扉を開くまでの実践と思想が綴られています。
こうして、著者の原点となる思想を書き下ろした新著は、新しい時代を生きる人々のための「方法序説」と呼べる本となりました。
小さな本ですが、ここに込めた建築家の思いは大きくそして熱いものです。
ご本にこめた思想について、直接お話を聞けるまたとないチャンスです。
どうぞご期待ください。
- 日時
- 2020年3月19日(木)19時〜20時30分(開場18時30分)
- 出演
-
隈 研吾
(敬称略) - 参加費
- 無料
- 定員
- 50名(事前申し込み制)
- 申し込みページ
- https://seihin0319kumakengo.peatix.com/
- 協力
- 岩波書店
- 会場
- コレド室町テラス 2階 誠品生活日本橋 FORUM
東京都中央区日本橋室町3-2-1