新型コロナウイルス感染拡大にともない、掲載時からイベント内容が変更となっている場合がございます。

シンポジウム「『あなたの家は大丈夫ですか?』 — 戸建住宅の火災時避難安全について考える」

本イベントは延期となりました。
2020年03月05日(木)

住宅用火災警報器の義務化や、安全 機能付きコンロの普及など住宅火災の低減に対し一定の効果がある施策が打たれてきたものの、今もなお建物火災の人的被害の大半を戸建住宅火災が占めている。建築基準法は最低限の基準を定めているに過ぎず、戸建住宅は極めてプライベートな小規模建築物であるため、市街地火災を防止する規定を除いては居住者の安全に関する規定にはほとんど触れられていない。即ち法令順守だけでは居住者の安全が十分担保された設計がなされるとは限らない。一方で近年、木造建築の火災実験等が数多く実施され工学的知見や実験動画などの材料が蓄積してきている。

小委員会では設計者に戸建住宅の火災時避難安全の重要性を知ってもらい、設計配慮のポイントをまとめる活動を行ってきた。本シンポジウムでは活動内容を紹介し、今後の活動の方向性や有効な情報発信方法などについて幅広く意見を伺い討議する場としたいと考えている。

日時
2020年3月5日(木)10時~13時
プログラム・出演
司会:上川大輔(森林研究・整備機構森林総合研究所)
1. 趣旨説明 泉 潤一(三井ホーム)

2.主題解説
(1)木造戸建住宅の火災性状(実大火災実験動画を中心に)
杉田敏之(ミサワホーム)
(2)消防統計にみる近年の住宅火災実態
鈴木恵子 (消防庁消防研究センター)
(3)戸建住宅に係わる防耐火関連法規制
鈴木淳一(国交省国土技術政策総合研究所)
(4)社会情勢、法改正、ライフスタイル等の変化と近年の戸建住宅設計の傾向
関真理子(住友林業)
(5)避難安全性に課題のある戸建住宅設計事例
泉 潤一(三井ホーム)
(6)避難安全設計と暮らし方のポイント
安井 昇(桜設計集団)

3.質疑応答・意見交換
4.まとめ 長谷見雄二(早稲田大学)
記録:佐藤章(日本住宅・木材技術センター)
(敬称略)

参加費(資料代を含む)
一般3,000円/学生1,000円
定員
50名(事前申し込み制・先着順)
申し込みページ
https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=625225
主催
日本建築学会 防火委員会 住宅の火災安全小委員会
会場
建築会館 会議室
(東京都港区芝5-26-20)
  • JR山手線・京浜東北線田町駅(三田口)より徒歩3分
  • 都営地下鉄浅草線・三田線三田駅(A3出口)より徒歩3分
会場の場所をGoogleマップで開く
スポンサーリンク