トークセッション「自由と教育」
『PUBLIC HACK : 私的に自由にまちを使う』(学芸出版社)出版イベント

2019年12月14日(土)

2019年11月に、学芸出版より『PUBLIC HACK: 私的に自由にまちを使う』が発売されました。今回はその本の出版記念イベント、という位置づけです。

ただ、「こんな本なんです~」というイベントではなく、この本で書かれた「自由」という概念への問題提起について、
著者でもあり、「建築」や「まちづくり」という分野を専門にする笹尾和宏さん、「学校教育」を専門分野とし、とりわけ「民主的な学び・教育」「人権教育」に力を入れている武田緑さん、「社会教育」を専門分野とし、就職&キャリアアップのための講座の企画などに取り組むコワーキングスペース往来の梅山晃佑、異なる立ち位置の3名でしゃべりつくします。

この本では、「パブリック(公共)スペースをもっと自由に使う」ことの事例がたくさん書かれています。

路上で飲み会をしたり、公園の芝生で映画を見たり、「なにそれ(笑)」と思わずくすっとなるような、ポップな切り口の事例が並びます。

でも読んでみると「これってアリなんや」と、いつの間にか「無理やわ」と思っていたことがこんなにも多かったのか、と思わされます。
これは決して公共空間の使い方だけの話だけでなく、進路、生活、家族など、様々な場面でこうして思い込みに自由を制限をされている、というのは、よくあることじゃないかなと思います。

この本の根底にあるのは、制限や制約、ルールなどが多い社会の中、「自分たちがいかに自由にいれるかどうか」という問題提起となっています。

「自由でいる」
これを教えたり、学んだりすることは可能なのか?

そんなことについて、じっくりと3人で話をしてみたいと思います。

小難しく書いてしまいましたが、こういった「自由でいる」というテーマに関心のある方、またはそれをどう体現したり、教えたり(伝えたり)するか、ということに関心のある方、フィールドとしているジャンルは関係なく、一緒にお話しできれば嬉しいです。

日時
2019年12月14日(土)19時~21時
出演
笹尾和宏|水辺のまち再生プロジェクト事務局
武田緑|Demo代表、教育コーディネーター
梅山晃佑|コワーキングスペース往来 店主
(敬称略)
参加費
1,000円(事前申し込み制)
会場
コワーキングスペース往来
大阪市中央区谷町6-5-26 萌2階