常松祐介「いまリノベーションするための方法とは 
建築を創ることと、歴史を考えることとの関わり」

2019年11月08日(金)

今年刊行した著書『古いのに新しいリノベーション名建築の旅』では、全国各地の歴史的建造物のリノベーションの取り組みについて解説しました。特に、古い建物の魅力を活かしながら、大胆な増改築によって蘇ったリノベーションの事例を、「対比」・「同化」・「転用」・「記憶」という4つの設計プロセスから読み解いています。

こうした優れた文化財活用の取り組みが広がりを見せる反面、「文化財未満」の既存ストックをいかに活用していくかが、建築家の大きな課題となっています。そこでは、これまでの文化財の保存活用手法を参照することが重要となる一方で、時に従来とは全く異なるアプローチが求められることもあります。

現代の多様な建築ストックに対して、建築家はいかに向き合うべきなのか。そこに、歴史への知見がいかに役立てられるのか。本レクチャーでは、国内外の豊富な事例と歴史を考えるためのキーワードを手がかりに、「いまリノベーションするための方法」を再考していきます。(常松祐介)

日時
2019年11月8日(金)19時~21時(18時30分開場)
プログラム・出演
常松祐介|東京大学大学院
(敬称略)
参加費
一般 1500円/学生 無料
申し込みページ
https://goo.gl/mKpT3V
主催
JIA関東甲信越支部金曜の会(代表 久保田恵子)