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モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展

2020年01月11日(土)〜2020年03月22日(日)

1928年、初の国立デザイン指導機関として仙台に商工省工芸指導所が設立され,1933年には来日中のドイツ人建築家ブルーノ・タウト(1880–1938)が顧問に招かれて剣持勇(1912–1971)らの指導にあたります。また建築家アントニン・レーモンド(1888–1976)とインテリア・デザイナー ノエミ・レーモンド(1889–1980)夫妻が、高崎の芸術文化を支援する実業家・井上房一郎(1898–1993)と出会ったのも同じ年でした。翌年、井上はタウトを高崎に迎え、銀座に出店した家具工芸店「ミラテス」でタウトがデザインした工芸品を販売します。この時代、世界そして日本各地で、モダンデザインに託して新しい上質な暮らしを夢見た人々の交流がありました。

近代産業と科学は大量生産を可能とし,装飾美に代わって合理的な機能美を持つモダンデザインを生み出しました。国際的に普及していくモダンデザインを,日本の暮らし方や風土になじませようと模索する日本の工芸関係者のまなざしと,世界的な建築家やデザイナーが,日本建築と意匠に近代性を見出したまなざしは重なり合うものでした。そのなかから,やがて機能主義におさまりきらない卓越した作品が生まれていきます。かれらの夢は,戦後どのように育ち受け継がれたのでしょうか。ブルーノ・タウト、井上房一郎、アントニン&ノエミ・レーモンド夫妻、インテリアデザイナー 剣持勇、家具デザイナーのジョージ・ナカシマ(1905–1990)、彫刻家イサム・ノグチ(1904–1988)による、1930-60年代の工芸品、家具、建築の図面、模型、写真など多彩な作品資料約160点をご覧いただきます。

日時
2020年1月11日(土)~3月22日(日)
開館時間
10時〜18時(入館は17時30分まで)
2月7日(金)、3月6日(金)は夜間開館 20時まで(入館は19時30分)
休み
水曜日
入場料
一般 800円/65歳以上 700円/大学生 600円/中・高校生 400円/小学生以下 無料 
主催
パナソニック汐留美術館
後援
アメリカ合衆国大使館、チェコ共和国大使館、ドイツ連邦共和国大使館、
ゲーテ・インスティトゥート東京、一般社団法人日本建築学会、
一般社団法人日本デザイン学会、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会、
公益社団法人日本インテリアデザイナー協会、公益社団法人日本建築家協会、
港区教育委員会
企画協力
株式会社 キュレイターズ
会場構成
前田尚武
会場
パナソニック汐留美術館
(東京都港区東新橋1丁目5−1 パナソニック東京汐留ビル4階)
  • JR新橋駅「烏森口」「汐留口」「銀座口」より徒歩約8分
  • 東京メトロ銀座線新橋駅「2番出口」より徒歩約6分
  • 都営浅草線新橋駅改札より徒歩約6分
  • 都営大江戸線汐留駅「3・4番出口」より徒歩約5分
  • ゆりかもめ新橋駅より徒歩約6分
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