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天と地をつなぐランドスケープ 渦展 
上山良子と渦なかま

2019年10月19日(土)〜2019年10月26日(土)

日本のランドスケープデザインの開拓に一躍を担ってきたランドスケープアーキテクト上山良子。この度、JIA-KIT建築アーカイヴス委員会へドローイングを寄贈したことを記念し、これまで彼女が手がけてきた仕事を、手書きのドローイングや仲間たちとの試行錯誤の描写を中心に紹介する展覧会を10月19日(土)〜26日(土)DESIGNART期間に、建築家会館にて開催します。

高度1万メートルの上空から日々、地球の美しさを眺めることになった客室乗務員の仕事と出会い、世界の都市を歩き、かつて美しい庭園島と言われた日本の風景が失われたさまに憤りを感じ自分にも何かできないかと思い続けていた上山良子。30代にラドスケープアーキテクチャーという分野を知り、全てを投げ打って渡米。カリフォルニア州立大学バークレー校に学び、世界屈指のランドスケープアーキテクト、ローレンス・ハルプリンの元で「場を読み解き、その土地の求める最適解を導く手法=ランドスケープデザイン」の原点を学ぶ。ランドスケープアーキテクチャーこそ、日本の風景を立て直すために重要な仕事と思い帰国。その後30余年間、多様性を持つ学問であるランドスケープにおいて、分野を横断したコラボレーションこそ、空間づくりの鍵という信念で仲間たちと共にプロジェクトを手がけてきた手法とその背景を紐解きます。

本展は、ランドスケープに宿る創造の命を次世代のクリエーターたちにつなぐことを目的に、この世界の面白さを子どもたちにわかりやすくつたえられるよう、図録をはじめ展覧会の構成を試みました。上山良子とその仲間たちによるランドスケープデザインの仕事が集められ、スケッチ、ドローイング、模型写真とプロジェクトの写真で表現されています。それらの作品を「空から」、「地表から」、そして「地中から」という3つの「視点」を基軸にグループを作り紹介します。土地の記憶を探り、自然との共生の上に立ち、仲間とともに「そこにしかない風景を創る」ことを目指し、景観から環境までの幅広い領域で、新たな考え方のデザインに挑戦してきた彼女のデザイン哲学とアプローチは、ランドスケープデザインへの理解を深めるとともに、様々なデザイン活動への気づきにも繋がることと思っております。ぜひご注目ください。

日時
2019年10月19日(土)〜 10月26日(土)13時〜19時
主催
NPO法人 建築文化継承機構(JIA-KIT 建築アーカイヴス)
共催
金沢工業大学
後援
長崎県
公益社団法人日本建築家協会
一般社団法人日本建築学会
一般社団法人ランドスケープアーキテクト連盟(JLAU)
協力
上山良子と渦なかま
会場
建築家会館 本館 1階ホール
(東京都渋谷区神宮前2-3-16)
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩8分
・都営地下鉄大江戸線 国立競技場駅より徒歩12分
・JR中央線 千駄ヶ谷駅より徒歩13分
・東京メトロ千代田線 明治神宮前駅より徒歩13分
・JR山手線 原宿駅より徒歩15分
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