内田樹 × 青木真兵「いま、人文知の拠点をつくるということ」
『彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)刊行記念
2019年10月08日(火)
「地方移住」がブームとなる中、移住先でどう生きるかが問われはじめています。
地方に移住すればバラ色の暮らしが待っているかと言えば、決してそうではありません。
10月初旬刊行の『彼岸の図書館――ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)は、古代地中海研究者で障害者の就労支援を行う夫・青木真兵さんと元・大学図書館司書の妻・海青子(みあこ)さんによる4年間の軌跡を追った、まったく新しい「闘う移住」本です。
夫婦そろって体調を崩した4年前、都会から逃げるようにして向かったのは、人口わずか1700人の奈良県東吉野村。
大和の山々の奥深く、川の向こうの杉林の先にある小さな古民家に移り住んだ2人は、居間に自らの蔵書を開架する「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開設します。
図書館を訪れるさまざまな人たちとの対話を重ねるうちに「ルチャ・リブロ」は山村における人文知の拠点へと発展、新たな展開も見え始めています。
ゲストにお招きするのは、移住前から青木さんと対話を重ねてきた、思想家・武道家の内田樹さんです。
東吉野村で知の拠点を作り上げていく青木さんの「社会実験」について、さまざまな視点から存分に語り合っていただきます。
今の日本社会にモヤモヤしたものを抱えているすべての方必聴のトークです。
- 日時
- 2019年10月8日(火)19時〜20時30分(開場18時30分)
- 出演
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内田樹|思想家/武道家
青木真兵|「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター
(敬称略) - 参加費
- 1,500円
- 定員
- 110名(事前申し込み制・先着順)