商店街の再生とこれから/「昭和の町」商店街
2019年08月31日(土)
大分県豊後高田市は国東半島の付け根にある市で、平安時代には宇佐神宮の荘園があり、富貴寺などに代表される「六郷満山」と呼ばれる独特の山岳仏教文化が栄えた場所で、近世以降、海運を中心として繁栄し、昭和30年代の国東半島での一番栄えた町でした。
その賑わいも昭和40年代を過ぎると徐々に衰退し、平成では商店街がシャッター商店街になってしまいますが、そこから商工会議所と商店街店主の「あきらめない」活性化に向けての努力が続いていきます。約10年の時間をかけて見つけ出したこの町の特色である「昭和」をテーマに、平成13年9月に9軒の商店でスタートした「昭和の町」は、商業と観光を結びつけて地域の再生に向かいました。それは、商工会議所や商店街の店主が、地域のアイデンティティを発掘し、地道に将来を信じて活動を続けてきた結果でもありました。
講師である安藤氏の豊後高田観光まちづくり株式会社は、彼らを支えたもう一方の復活の立役者であり、街の栄枯盛衰の全てを見てこられ、現場にも関わってきました。賑わいを取り戻した「昭和の町」商店街ですが、これからのさらなる発展に向けた取り組みも含めた講演です。
- 日時
- 2019年8月31日(土)15時〜16時30分予定(開場14時30分)
- 出演
- 安藤与一郎
豊後高田市観光まちづくり株式会社
豊後高田市商工観光課観光振興推進室 統括室長
(敬称略) - 参加費
- 無料
- 定員
- 30名(事前申し込み不要)
- 主催
- 公益社団法人日本建築家協会 関東甲信越支部 都市デザイン部会