第13回 長谷工住まいのデザインコンペティション
国内では高齢化や少子化など世代による課題が、介護や働き方、子育てや教育といったコミュ二ティの問題として顕在化してきています。また、インバウンドの増加や出入国管理法の改正により、外国人が増加し、住まいのあり方も変わろうとしています。こうした多世代、多国籍の人びとの住まいを考えることは喫緊の課題のひとつです。
しかしそこには、同じ世代、同じ考えだけのコミュニティではなし得ない、可能性が秘められているのではないでしょうか。私たちの日常を見回してみると、多世代が共に住むことで生まれるコミュニケーションがまるで教育の場のようになったり、違う文化を持つ海外からの人が共に住むことで、新たなイベントが起きたり、そうした実践の萌芽はあちこちで生まれ始めています。
そうした小さな一歩が、これからの時代を切り開く新しい価値を生み出すかもしれません。それはかつての大家族制に戻るということではなく、近代の核家族の住み方を経験した先にある、新しい住まいであるはずです。課題を乗り越え、新しい価値を生み出す、多世代、多国籍で生まれ変わる集合住宅を提案してください。
敷地はオフィス、商業、住宅、学校が混在した都心に近い地域です。そこに30戸の集合住宅を想定してください(敷地面積1,000m2、容積率300%)。今回は2段階で審査を行います。1次審査を通過した上位4案による公開の2次審査で最優秀賞を決定します。
- 登録・作品提出締切
- 2019年11月22日(金)必着
送付のみ受け付けます。バイク便不可。 - テーマ
- 「多世代、多国籍で生まれ変わる集合住宅」
- 応募資格
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2019年12月31日時点で学生であること。
大学院、大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校(各種学校)など。
複数人で応募する場合は全員該当のこと。 - 審査委員
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審査委員長
隈研吾(東京大学教授)審査委員
乾久美子(乾久美子建築設計事務所代表・横浜国立大学大学院Y-GSA教授)
藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所代表)
池上一夫(長谷工コーポレーション 取締役専務執行役員)ゲスト審査委員
田中元子(グランドレベル代表取締役社長)(敬称略)
- 賞金
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最優秀賞(1点)100万円
優秀賞(3点)各50万円
佳作(10点)各10万円
1次審査通過4組より最優秀賞と優秀賞を決定します。 - 主催
- 長谷工コーポレーション
イベント登録日:2019年07月16日
関連アーカイブ
- SDレビュー2017 第36回 建築・環境・インテリアのドローイングと模型の入選展 京都展
- 乾久美子 トークイベント・建物見学ツアー 広島型建築プロポーザル
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- 伊予西条 糸プロジェクト 住宅設計コンペティション
- ㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画
- 展示デザイン:藤本壮介 技を極める―ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸
- くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質
- 第26回〈現代世界の建築家〉展 INTERNATIONAL 2018
- ウッドデザイン賞 2018
- 藤本壮介 × 平野暁臣 × 田中仁「岡本太郎「太陽の鐘」がなぜ前橋に?」まえばしめぶくトーク