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NPO「建築とアートの道場」 summer workshop 2019
すみだ向島の風景をつくる 小住宅で下町の風景を引き継ぎながら活力を導入する

2019年07月20日(土)

京島とその周辺は、東京の戦前の風景を留める下町です。下町の暮らしをつくってきた長屋もまだ残っており、この地域の生活や戦前より続く風景が好きなアーティスト、ものづくりの人々も多く住み、若者たちの交流も盛んです。

しかし、近年、長屋の取り壊しが進み、空地も目立つようになってきました。そして東京に住みたい若い世代をターゲットにした建売住宅が次々につくられています。この現状は、この地域の風景や暮らしが好きで住んでいる若者たちから見ると、町や暮らしを豊かにするものではなく、むしろこの街の魅力を損なってしまうものです。

京島地域が好きでこの地域に住み、この開発を憂えている若者たちのグループから、すみだの未来を感じさせてくれるような、輝かしい住宅のあり方を若い建築家たちに提案してもらいたいという要望がありました。これを受け、京島周辺に点在する空地20-30ヶ所に、下町の風景を引き継ぎながら活力を導入する小住宅の提案をしていきたいと考えています。

具体的には、gallery IHAでサマースクールを開催し、ワークショップとディスカッションを通じて、参加者各人に提案をまとめていただきます。そのなかから20-25案程度を選出し、2019年12月に開催される「向島国際デザインワークショップ」展に出品します。さらに、2020年7-8月にすみだ生涯学習センター全館を使って開催される「すみだ向島EXPO(仮)」で大きな展覧会を行う予定です。

(NPO建築とアートの道場代表・長谷川逸子)

参加資格
・U40(学生可)
・原則、プログラム6回になるべく参加すること
日時
第1回 2019年7月20日
向島まち歩き+シンポジウム(ユートリア生涯学習センター・3階視聴覚室)
シンポジウム:中西道也、後藤大輝、澤谷理裕、北條元康、北山恒、長谷川逸子

​第2回 2019年8月10日
ワークショップ(1)(gallery IHA)
北山恒レクチャー「生成変化し続ける東京」

​第3回 2019年8月17日
ワークショップ(2)(gallery IHA)
ワークショップ サポート:村山徹
長谷川豪レクチャー「自作について」

第4回 2019年9月21日
ワークショップ(3)(gallery IHA)
ワークショップ サポート:大西麻貴 
塚本由晴レクチャー「住宅建築の設計について」

​第5回 2019年10月12日
ワークショップ(4)(gallery IHA)
ワークショップ サポート:田口知子 
長谷川逸子レクチャー「原点としての住宅設計」

第6回 2019年10月19日
選考会(ユートリア生涯学習センター・4階ドーム)
能作文徳レクチャー「寄せ集め・繋ぎ直しの建築」
選考(20-30案)
選出案10案プレゼンテーション
選考委員:北山恒、西沢立衛、小渕祐介、能作文徳、増田信吾、長谷川逸子

料金
1万円(学生5,000円 会員5,000円)
定員
30名(事前申し込み制)
申し込み締め切り:7月19日
申し込み多数の場合は申し込み書類・ポートフォリオにて選考させていただきます。
主催
NPO「建築とアートの道場」
共催
向島国際デザインワークショップ2019実行委員会
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