堀部安嗣「死者たちとの対話~建築と本をめぐって~」
『住まいの基本を考える』(新潮社)刊行記念トークイベント
2019年07月25日(木)
「確かな未来の建築をつくるには、死者たちの声(歴史)に耳を傾けなけらばならない」
これまでに100軒以上の住宅設計を手がけてきた建築家・堀部安嗣さんによる、初の本格的住宅論が刊行となりました。
堀部さんはつねづね、良い住まい、良い建築を設計するには、「死者たちとの対話」が重要であると語っています。
住まいや建築が、人間の寿命よりも永らえるものであり、人の居場所や人生の時間を大きく包み込むものであるとしたら、その設計にあたって耳を傾けるべきは、時間の試練に耐えた先人の英知や体感だろう――ということなのです。実際堀部さんがこれまでに感銘を受けた建築は、土地や人々の記憶を引き継ぎ、いまに伝える、豊かな「死者の声」が聴こえてくるものでした。
また、かつて堀部さんが設計した、仏壇と1万冊の「本」が収められた〈阿佐ヶ谷の書庫〉という家は「死者と生者との対話をとりなす場」である、と評されました。なるほど仏壇とともに「本」もまた、人々の遺言とも言うべきものであり、「死者の声」の結晶です。
過去と未来をつなぐ住まいや建築のあり方と、堀部さんにとっての「本」という存在について、「死者たちとの対話」をキーワードにたっぷりお話しいただきます。聞き手はTitle店主の辻山がつとめます。
- 日時
- 2019年7月25日(木)19時30分〜21時頃
イベント当日、お店は18時にてクローズします。 - 出演
- 堀部安嗣
聞き手:辻山良雄 |Title店主
(敬称略) - 料金
- 1,000円+1ドリンク500円
- 定員
- 25名(事前申し込み制・先着順)
申し込み方法は下記詳細ページをご覧ください。