安藤忠雄初期建築原図展 個の自立と対話
安藤忠雄氏は1941年に大阪に生まれ、独学で建築を学び、69年にアトリエ(安藤忠雄建築研究所)を設立しました。今年でちょうど半世紀になりますが、この間に世界の各地で氏の建築が建てられ、さらに展覧会や講演会が開催され書店には氏に関する本が並んで、今や「世界のANDO」と言われ、世界で最も著名な現代建築家のひとりと評されるに至っています。
このたび、安藤氏の「初期」建築資料、すなわち1990年頃までの手描きによる建築設計図面とスケッチなどを用いて、「安藤忠雄初期建築原図展」を開催することになりました。「住吉の長屋」(1976)、「小篠邸」(81)、「六甲の集合住宅Ⅰ」(83)、「TIME’SⅠ」(84)、「城戸崎邸」(86)、「水の教会」(88)、「光の教会」(89)などの国内に現存する作品の図面が並びます。
展覧会のテーマ「個の自立と対話」は、都市・自然・光・歴史風土などとの対話を通して個々人が自らを見いだし、深め、自立するための空間づくりを追い求めた、「初期」の安藤氏が常に抱いていた思い(言い換えれば、基本理念・動機)を表すものです。
「私は1枚の図面の中に設計者の意思を凝縮させたい」と安藤氏は言います。実際、氏の「空間」に対する思いそのままに、平面図に断面図・透視図・アクソノメトリック図などを重ね合わせて3次元性を高めた精緻で美しい図面がたくさん展示されます。ぜひ、会場に足をお運びください。
- 日時
- 2019年6月8日(土)〜9月23日(祝・月)10時~16時30分
- 休み
- 会期中無休
- 入場方法
-
[展覧会のみ閲覧](平日のみ利用可能)
湯島地方合同庁舎正門よりご入館ください。
入館無料。
湯島地方合同庁舎正門守衛室にて入館登録をしてください。[都立旧岩崎邸庭園と同時観覧]
都立旧岩崎邸庭園よりご入館ください。
旧岩崎邸庭園入園料(一般400円)が必要となります。 - 主催
- 文化庁
- 協力
- 公益財団法人東京都公園協会
- 会場
- 文化庁 国立近現代建築資料館
(東京都文京区湯島4-6-15)会場の場所をGoogleマップで開く- 東京メトロ千代田線「湯島」駅 下車 徒歩8分
- 東京メトロ銀座線「上野広小路」駅 下車 徒歩10分
- 都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」駅 下車 徒歩10分
- JR山手線「御徒町」駅 下車徒歩15分
イベント登録日:2019年05月17日
関連アーカイブ
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