小泉 隆「北欧の灯り ヘニングセンとアアルトの照明デザイン」
2019年07月05日(金)
暗く長い冬の間を室内で暮らすことが多い北欧諸国の人々。室内で過ごす時間の長さが豊かな灯りの文化を育み、優れたデザインの照明器具が数多く生まれました。北欧の照明器具の特徴の一つに、生活者にとって快適な光の質を追求した点が挙げられます。そのような北欧の照明器具の発展には、次の二人の存在が大きく影響しています。
一人は、PH5、PHアーティチョーク、3枚シェードのPHランプなどのデザインで知られ、「近代照明の父」とも言われるデンマークのポール・ヘニングセン(1894-1967)。
もう一人は、ヘニングセンの影響を受けながらも、独自のデザインを展開したフィンランドの近代建築の巨匠アルヴァ・アアルト(1898-1976)です。
本セミナーでは、二人の代表的な照明器具はもちろん、固有の建築のためにデザインされた器具が現地で実際に使用されている様子などを取り上げながら、そのデザインの特質や生まれた背景、思想などについて解説します。またコーア・クリント、アルネ・ヤコブセン、グンナール・アスプルンドなど、その他の北欧の20世紀を代表する建築家・デザイナーによる照明器具についても紹介し、北欧の照明器具デザインの全体像を紐解きます。
- 日時
- 2019年7月5日(金)17時~19時
- 出演
- 小泉 隆|九州産業大学 教授
(敬称略) - 料金
- 3,000円
- 定員
- 60名(事前申し込み制・先着順)
- 主催
- リビングデザインセンターOZONE