ブラジル先住民の椅子
2019年04月06日(土)〜2019年05月19日(日)
南米大陸、ブラジル北部のアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民の人びと。彼らの作る一木造(いちぼくづく)りの椅子は、動物のかたちや機能的なフォルムに独特な幾何学模様が施されており、ユニークな造形作品としてみることができます。
先住民にとっての椅子は、元々は日常生活の中で使用したり、シャーマンによる儀式や結婚式等の特別な機会に用いたりするなど、彼らの生活や伝統、独自の神話と結びついており、コミュニティ内の文化的・社会的なシンボルでもありました。今日、彼らはコミュニティの外との繋がりから刺激を受けて、自然を眺める眼に自らのアイデンティティを求め、用途や伝統に縛られない、より多様で自由な表現を生み出しています。
本展ではベイ・コレクションによるブラジル先住民の椅子約90点を紹介し、独自の感性から生まれた造形に、人間の豊かな想像力の発露を読み取ります。
- 日時
- 2019年4月6日(土)~5月19日(日)10時~17時30分(入場は17時まで)
- 休み
- 月曜日(4月29日、5月6日は開館)
- 料金
- 一般1100円 大高生880円
- 主催
- 埼玉県立近代美術館、日本経済新聞社
- 後援
- 駐日ブラジル大使館
- 特別協力
- ベイ出版
- 会場
- 埼玉県立近代美術館
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1