槇文彦 × 塚本由晴「オープンスペースは誰のものか?—— パブリックとメンバーシップをめぐって」
『アナザーユートピア』(NTT出版)刊行記念
2019年04月23日(火)
世界的な建築家、槇文彦さんの最新刊『アナザーユートピア』が刊行されました。
都市におけるオープンスペースの価値への再考を促した、槇さんの論考「アナザーユートピア」にたいして、建築家、都市計画者のみならず、弁護士、社会学者、美学者等さまざまなジャンルの執筆者17名が応答した一冊です。
本イベントでは、槇さんにくわえ、建築家の塚本由晴さんをお呼びして、オープンスペースにおけるコミュニティとそのメンバーシップという切り口でトークを行います(追加ゲスト調整中)。
槇さんは、原っぱを核にして作られた夏だけのコミュニティである軽井沢の南原文化会が、80年、4世代にわたって継続していることをとりあげ、オープンスペースの存在こそが、そのコミュニティの紐帯となっていると指摘します。
塚本さんは、オープンスペースも建築同様に「施設化」され、管理が強まっていく傾向があることから、フルオープンのパブリックという一種の民主主義的な理想にたいして疑念を呈し、メンバーシップの概念の再考をはかることを問題提起されています。
「パブリック」でも「プライベート」でもない、あるいはその両方でもある、オープンスペースのあり方を掘り下げていきます。
- 日時
- 2019年4月23日(火)19時~20時30分(開場18時30分)
- 出演
-
槇文彦
塚本由晴
司会 真壁智治
(敬称略) - 料金
- 1,500円
- 定員
- 110名(事前申し込み制)