伊藤彩&リチャード・ゴーマン「Sea Both Sides」
2019年04月04日(木)〜2019年04月22日(月)
本展の企画は、2人がゴーマンの地元、ダブリンで出会ったことから始まりました。ゴーマンは伊藤の作品を次のように述べています。「彼女は他のアジアの若い作家の中でも、卓越した色彩感覚をもっているアーティストだ。私はとくに彼女の大きな作品を気に入っている。」
本展のタイトル「Sea Both Sides」は、ゴーマンが名付けたものです。双方が生まれ育った日本とアイルランドが、どちらも海に囲まれた島国であること。2人のアトリエが海の近くに所在し、お互いに影響を与え合う側面を持っているということを示唆しています。また、サブタイトルの「Nothing can be everything, everything can be nothing」は、ゴーマンと伊藤の2人の作品の関係性を示しています。ゴーマン曰く、「彩(伊藤)の絵は”everything”で、ぼくの絵は”nothing”だ」という考えに対し、伊藤は「”nothing”は”everything”にもなるし、”everything”も”nothing”になると思う」と答えました。そうして、意気投合した2人の思考を象徴する言葉となっています。
本展では、ゴーマンの作品からインスピレーションを受けた伊藤が、その絵に応える形で構成した油彩と立体作品を制作。2人による新作を発表します。
- 日時
- 2019年4月4日(木)〜4月22日(月)11時〜20時
- 休み
- 会期中無休
- 料金
- 無料