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インポッシブル・アーキテクチャー 
もうひとつの建築史
@新潟市美術館

2019年04月13日(土)〜2019年07月15日(月)

建築の歴史を振り返ると、完成に至らなかった素晴らしい構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイディアが数多く存在しています。未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制度によって実施できなかった建築、実現よりも既存の制度に対して批評精神を打ち出す点に主眼を置いた提案など、いわゆるアンビルト/未完の建築には、作者の夢や思考がより直接的に表現されているはずです。

この展覧会は、20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて、それらを仮に「インポッシブル・アーキテクチャー」と称しています。ここでの「インポッシブル」という言葉は、単に建築構想がラディカルで無理難題であるがゆえの「不可能」を意味しません。言うまでもなく、不可能に眼を向ければ、同時に可能性の境界を問うことにも繋がります。

建築の不可能性に焦点をあてることによって、逆説的にも建築における極限の可能性や豊穣な潜在力が浮かび上がってくる ―― それこそが、この展覧会のねらいです。約40人の建築家・美術家による「インポッシブル・アーキテクチャー」を、国内外に出品を仰いだ図面、模型、関連資料などを通して読み解きながら、未だ見ぬ新たな建築の姿を展望します。

日時
2019年4月13日(土)〜7月15日(月・祝)
9時30分~18時(券売は閉館30分前まで)
休み
月曜日、5月7日(火)
祝日(4月29日、5月6日、7月15日)は開館
料金
一般1000円 大高生800円
出展作家
会田誠、安藤忠雄、アーキグラム、荒川修作+マドリン・ギンズ、ヤーコフ・チェルニホフ、ヨナ・フリードマン、藤本壮介、マーク・フォスター・ゲージ、ピエール・ジャン・ジルー、ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計JV(日建設計・梓設計・日本設計・オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン設計共同体)、ジョン・ヘイダック、ハンス・ホライン、石上純也、磯崎新、川喜田煉七郎、菊竹清訓、レム・コールハース、黒川紀章、ダニエル・リベスキンド、前川國男、カジミール・マレーヴィチ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、長倉威彦、コンスタン・ニーヴェンホイス、岡本太郎、セドリック・プライス、エットレ・ソットサス、スーパースタジオ、瀧澤眞弓、ウラジーミル・タトリン、ブルーノ・タウト、ジュゼッペ・テラーニ、村田豊、山口晃、山口文象(岡村蚊象)
(敬称略・アルファベット順)
(敬称略)
主催
新潟市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
共催
TeNYテレビ新潟
監修
五十嵐太郎
協力
Estate of Madeline Gins / Reversible Destiny Foundation
後援
公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 新潟地域会、
一般社団法人 新潟県建築事務所協会、
一般社団法人 新潟県建築士会
会場
新潟市美術館
新潟市中央区西大畑町5191-9
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