シンポジウム「多角的な視点から見た今後の外皮性能のあり方」
2019年03月07日(木)
会議室環境建築の要素の一つである建築外皮の機能は多様化しているが、特に業務系建物ではその性能の評価方法について、諸外国と比べ整備が遅れている。最近では、エネルギーに頼らずに室内環境を維持することや、室内環境における健康面から見た外皮の位置づけなど、社会的な変化を踏まえつつ、温熱環境や湿気環境、光環境、空気質などへの総合的な配慮や外皮性能への指標が必要となってきていると考えられる。本シンポジウムでは、建築外皮に関する総論、国内外の外皮性能の評価手法、建築外皮を多角的な視点で捉えた研究事例や実例を紹介し、今後の外皮性能のあり方を討論する。
- 日程
- 2019年3月7日(木)13時30分~17時
- プログラム
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1.主旨説明 長谷川巌(日建設計)
2.建築外皮に関する総論
(1)外皮の高性能化技術の変遷と性能 郡公子(宇都宮大学)
(2)外皮の多角的なデザインと評価の重要性 高井啓明(竹中工務店)3.国内外の外皮性能の評価手法について
(1)海外における外装の評価基準について 佐々木邦治(丸の内熱供給)
(2)国内における住宅の熱性能評価手法 高瀬幸造(東京理科大学)4.多角的な視点から見た外皮性能に関する研究事例や実例紹介
(1)視覚・生理から見た窓性能 望月悦子(千葉工業大学)
(2)湿気環境から見た外皮性能 高田暁(神戸大学)
(3)木材利用による外皮性能 山口温(関東学院大学)
(4)パッシブデザインの評価プロセス 川島範久(東京工業大学)5.討論:「多角的な視点からから見た今後の外皮性能のあり方」
コーディネータ:長谷川巌
パネリスト(予定):高井啓明、佐々木邦治、望月悦子、高田暁、川島範久、佐々木真人(日本設計)6.まとめ 長谷川巌
(敬称略)
- 料金
- 一般3,000円 学生1,000円
- 定員
- 60名(事前申し込み制・先着順)
- 申し込みページ
- https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=615856
- 主催
- 日本建築学会
環境工学委員会 建築設備運営委員会 建築外皮のエネルギー性能小委員会