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原広司・古谷誠章・布野修司・陣内秀信 
シンポジウム「幻の建築家たちの教え — フィールドワークと実践をつなぐもの —」

2019年03月06日(水)

時の試練を経た集落は格好の教科書、その構想者は会うことが叶わない幻の建築家――居住を取り巻く状況が急速に変化している現代においても、いや、むしろ現代においてこそ、フィールドに出向くと多くの学びがあります。しかしフィールドワークは名人芸に近く、定まった方法論はありません。そこで比較居住文化小委員会では、名人たちが何を考え実践してきたのかを広く伝えるべく、16名の濃密なインタビューと直筆のフィールドノートをまとめ、書籍「建築フィールドワークの系譜:先駆的研究室の方法論を探る」を出版しました。

本シンポジウムでは、本書で取り上げた中から4名をお呼びします。第一部は、世界的建築家かつ先駆的フィールドワーカーである原広司氏と古谷誠章氏の講演です。フィールドに何を求めて旅立ち、どのような調査を行ない、その成果が設計の実践にどうつながったかについて解説します。第二部ではこれを受け、布野修司氏が建築計画学の視点から、陣内秀信氏が建築史学の視点から、フィールド研究のトップランナーとしてコメントします。その後は、比較居住文化小委員会のメンバーも加えたパネルディスカッションです。以上の講演と議論を通じて、フィールドワークの現代的な意義をあぶり出します。

日程
2019年3月6日(水)17時~20時30分
プログラム
主旨説明 前田昌弘(主査:京都大学)
第一部:設計の視点から
講演 原広司(建築家、東京大学名誉教授)
講演 古谷誠章(建築家、早稲田大学教授、日本建築学会会長)

第二部:研究の視点を加えて
コメント 布野修司(滋賀県立大学名誉教授・建築計画学)
コメント 陣内秀信(法政大学名誉教授・建築史学)
パネルディスカッション原広司+古谷誠章+布野修司+陣内秀信
モデレータ:清水郁郎(芝浦工大)+本間健太郎(東京大学)+稲垣淳哉(早稲田大学)
まとめ
(敬称略)

料金
一般1,500円 学生500円
定員
200名(事前申し込み制・先着順)
申し込みページ
http://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=615792
主催
日本建築学会
建築計画委員会 住宅計画運営委員会 比較居住文化小委員会
会場
建築会館ホール
(東京都港区芝5-26-20)
  • JR山手線・京浜東北線田町駅(三田口)より徒歩3分
  • 都営地下鉄浅草線・三田線三田駅(A3出口)より徒歩3分
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