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築地仁「母型都市」

2019年01月12日(土)〜2019年03月02日(土)

1960年代半ばより一貫して都市を被写体に、批評的且つ透徹した眼差しで社会と対峙してきた築地は、思考や感情に依る言語での表現に対抗する形で、写真という非言語メディアを用いて世界を再解釈・再構成してきました。1983年から84年にかけて「都市の変容と再生、構築と解体」を捉えるべく制作された「母型都市」のシリーズは、当時、作品制作に使用されることの殆ど無かった4×5インチのポラロイドフィルムで撮影され、60点を超える作品群として結実し発表されました。バブル崩壊以前のゴールデンエイジとも呼ばれる80年代に、スクラップアンドビルドが繰り返され変容し続ける都市の現場に立ちながら、築地は現実に起きる事柄を写真で探査し、作家が当時影響を受けたニュー・トポグラフィクスの視点で都市の現在を図示する試みに取り組んでいます。

日程
2019年1月12日(土)〜3月2日(土)11時〜19時
休み
日・月・祝祭日
出展作家
築地仁
(敬称略)
会場
タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 2F)
日比谷線・大江戸線 「六本木駅」3番出口より徒歩8分
南北線「六本木一丁目駅」1番出口より徒歩8分
大江戸線「麻布十番駅」7番出口より徒歩8分
会場の場所をGoogleマップで開く
築地仁 「母型都市」、1983-1984年、ポラロイド、8.9 x 11.4 cm © Hitoshi Tsukiji
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