西洋建築史の諸問題 ラウンドテーブル 第2回
後藤武『アナトール・ド・ボドーのシマン・アルメ建築生成に関する研究』を読む
2019年01月12日(土)
西洋建築史小委員会ラウンドテーブル第2回は後藤武『アナトール・ド・ボドーのシマン・アルメ建築生成に関する研究』( 2018 年度東京大学大学院学位請求論文) をとりあげます。
本論文は19世紀フランスにおけるネオ・ゴシックの流れのなかでゴシック建築、ロマネスク建築、ビザンティン建築、古代ローマ建築の遡行的再解釈を通して、近代建築構法としての鉄筋コンクリート建築が生成する過程を論じた研究です。 建築における考古学的探求とモデルニテという一見すると対立する2つの要素は19世紀においてどのような関係にあったのか。モデルニテの歴史構造とは、いかなるものだったのか。 後藤武氏による本研究とその歴史的構想についての講演と3人のクリティークによる批評的読解を起点として、本研究に連なる歴史的な射程を検討します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
- 日程
- 2019年1月12日(土)15時~17時30分
- プログラム・出演
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15時~16時30分
司会 戸田 穣(金沢工業大学)
基調講演 後藤武(株式会社後藤武建築設計事務所)
報告1 加藤耕一(東京大学)
報告2 三宅理一(東京理科大学)
報告3 木村智 (京都大学)16時40分~17時30分
著者 後藤武との議論(敬称略)
- 料金
- 無料
- 定員
- 50名(事前申し込み不要)
日本建築学会員以外でも参加できます。 - 主催
- 日本建築学会 西洋建築史小委員会 西洋建築史の諸問題 Working Group