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エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ上映会「住処(すみか)をつくる」 ゲスト 岡啓輔

2018年11月11日(日)

1952年、世界中の生命の営みを記録した「映像の百科事典」を作ることを目的に、ドイツである壮大なプロジェクトが始まりました。その名は、「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」(以下「ECフィルム」)。以降40年余りの歳月をかけて、あまたの研究者やカメラマンが世界各地に赴き、そこに生きる人々の暮らしや儀礼、動植物の生命活動を3000タイトルもの映像に収めました。 映像のなかには、もうすでに失われてしまった無数の営みが記録されています。身のまわりにある自然の素材から生活に必要なものすべてを作り出すことは、つい最近まで世界中で行われていた、当たり前のことでした。

「家をつくる」ことも例外ではありません。家族や村の人たちと力を合わせ、自分たちの家は自分たちでつくるもの。しかし現代の日本では、建築にまつわる様々な制約のなか、それはとても遠い、考えにくいことになってしまいました。 そんな日本でも、10数年をかけ、果敢に一人でコンクリート製のビルを建て続けている人がいます。建築家の、岡啓輔さんです。東京・三田で現在も建設中のビル「蟻鱒鳶ル」は、「家を建てる」とはどういうことか、まるでその本質を問うアイコンのように、天に向かって伸び続けています。

本上映会では、ECフィルムの映像群から世界各地の人々や動物が自分の住処をつくる映像を選び、岡啓輔さんとともに、観ていきます。自分の住処を自分の手でつくり上げる喜びを、果たして私たちは取り戻すことができるのでしょうか?

日程
2018年11月11日(日)14時~16時30分
出演
岡啓輔(蟻鱒鳶ル/一級建築士)
(敬称略)
料金
1,000円
定員
50名(事前申し込み制・先着順)
主催
公益財団法人下中記念財団
公益財団法人せたがや文化財団
企画
EC活用委員会/下中菜穂(エクスプランテ)
丹羽朋子(FENICS)
ポレポレタイムス社
協力
岡田一男(東京シネマ新社)
NPO法人FENICS
会場
生活工房 ワークショップルームA
東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー内
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