吉岡俊直「可塑性のある情景 Plastic Scenes」
2018年08月17日(金)〜2018年09月09日(日)
この度Gallery OUT of PLACE TOKIO は、8-9月期の展覧会として吉岡俊直による「 可塑性のある情景 Plastic Scenes 」展(シルクスクリーン)を開催いたします。
吉岡俊直は、15年間に渡る名古屋造形大学での教職や名古屋をベースにしたアーティストとしての活動に一区切りを置いた後、2014年に京都市立芸術大学に戻り精力的に後進の育成と表現活動を行なっています。
それまで主体的に関わっていた映像表現から一旦、版画という吉岡にとっての原初的な立ち位置に戻りながらも、新たにphotogrammetry(写真測量、写真を使った3次元データ取得技術)との出会いをきっかけにその技法を積極的に導入し、この4年間は様々な実験と挑戦を繰り返しています。
今回の展覧会では、photogrammetryの研究成果を遺憾なく発揮した版画作品(ゴムシートにシルクスクリーン)を発表いたします。
吉岡は今回の発表に向けて「人間が世界を知覚する際の枠組みを再構築する事で、外界を捉える事への問いを誘発させる事、それがこの展覧会の目的である」と語っています。
吉岡の知覚に関する真摯な考察と、彼が見据える新しい版画表現の地平に、ぜひご注目ください。
- 日程
- 2018年8月17日(金)〜9月9日(日)12時〜19時
- 休み
- 月・火・水曜日
- 料金
- 無料