谷崎由依 × 柴田元幸「〈ここではないどこか〉のリアリティ」『鏡のなかのアジア』刊行記念

2018年08月06日(月)

谷崎由依さんの最新作『鏡のなかのアジア』が、7月5日、集英社より発売されました。

チベット、台湾、クアラルンプール、京都…。アジアの土地をモチーフに、翻訳家でもある谷崎さんが描く幻想短編集。
はるかな歴史を持つ僧院で少年僧が経典の歴史に触れる「……そしてまた文字を記していると」、雨降る村でかつて起こった不思議な出来事を描く「Jiufenの村は九つぶん」、時空を超え、熱帯雨林にそびえる巨樹であった過去を持つ男の物語「天蓋歩行」など、全5編がおさめられています。

今回B&Bでは、『鏡のなかのアジア』刊行を記念して、柴田元幸さんをゲストにお迎えしてイベントを開催します。

『鏡のなかのアジア』をはじめ、お互いの訳書(スティーヴン・ミルハウザー『十三の物語』、コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、レアード・ハント『ネバーホーム』など)にも話題を広げていきます。

さらに、谷崎さんが愛読して影響を受けてきたという海外文学と、『鏡のなかのアジア』とのつながりにも迫ります。

日程
2018年8月6日(月)19時~21時(18時30分開場)
出演
谷崎由依(作家、翻訳家)
柴田元幸(翻訳家)
(敬称略)
料金
前売 1,500円 + 1 drink order
当日店頭 2,000円 + 1 drink order