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「名所」について再考する ── 都市・建築・美術の磁場としての日本風景論

2018年07月21日(土)

「名所」、現代においては観光地などを想起させるこのことばは、当然のことながら初めから存在したわけではない。江戸時代の名所記にも明記されるように、かつて名所は和歌に詠まれた風景であった。時代の変遷とともに、宗教的・文化的・政治的などさまざまな場が名所となり、絵画や紀行文、案内記、写真などに表象されてきた。ある場所がある時代にある人々によって「名」を与えられた特別な風景になっていく、その行為そのものに光を当てたい。

日程
2018年7月21日(土)13時〜17時30分
使用言語
日本語/英語
出演
第1部 都市・建築と名所
「「最後の札所」那古寺」岩本馨(京都工芸繊維大学)
「鎌倉江之島における名所と地勢:谷・窟・屋」赤松加寿江(京都工芸繊維大学)
ディスカッション|ディスカッサント:並木誠士、清水重敦(京都工芸繊維大学)

第2部 美術と名所
「名所絵と障壁画──和歌を喚起する風景」井戸美里(京都工芸繊維大学)
「絵に描かれる中国の「名所」──瀟湘八景を中心に」武瀟瀟(東京大学東洋文化研究所)
「戦前期の日本における名所と天皇巡行の写真記録」(英語)金桂園(成均館大学)
ディスカッション|ディスカッサント:中川理、小野芳朗、三木順子(京都工芸繊維大学)

総括ディスカッション

(敬称略)

料金
無料
定員
100名(申し込み不要)
主催
京都工芸繊維大学 井戸美里研究室
後援
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
会場
京都工芸繊維大学60周年記念館 1Fホール
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