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乾久美子 ケンチクトークセッション「都市のパブリックをつくるキーワード」

2018年07月08日(日)

建築家が公共的な建築に取り組むとき、どんなことを考え、何を理想としているのでしょう。

1985年に創業したスパイラルは、都市における公共空間を思考・実践してきた槇文彦氏によって設計されました。民間の複合文化施設でありながら、人々が思い思いに過ごすためのエスプラナードと名付けられた立体的な街路空間を屋内に取り込み、またそのシークエンスの中で文化と出会うということが意図されています。

それから30年以上が経過し、建築を取り巻く環境、役割も少しずつ変化してきました。グローバル化は都市間競争をドライブさせ、都市経営的視点は官民の協調的な開発を生み出してきました。同時に人口減少局面を迎え、各地に発生している空き家などの空間的余白を、コミュニティ形成を促す場としてマネジメントすることも求められています。

あらゆる分野における情報化、製造環境の変化、AIなどの人そのものの拡張を迫るような技術革新が、建築に新しい可能性を突きつけています。そのような多面的な変化を前に、今、改めて都市における公共空間としての建築の有り様とその意義を問い直したいと思います。

本連続講座では、実際に各地の公共建築の設計に取り組んでいる建築家をお招きし、実践を通した思考にふれるとともに、これからの都市に求められる公共空間を考える上でのキーワードを探っていきます。

すでに建築に興味のある方も、これから深く知ってみたいという方も是非ご参加ください。

日程
2018年7月8日(日)13時30分〜15時30分(13時開場)
出演
乾久美子
ファシリテーター 川勝真一
(敬称略)
料金
一般3,000円、学生2,500円
定員
40名(事前申し込み制)
主催
株式会社ワコールアートセンター
企画制作
スパイラル
コーディネート
RAD
会場
スパイラルルーム(スパイラル9F)
東京都港区南青山5-6-23
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