品川区では、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に伴う海外からの来訪者の増加等が予想されることから、利用頻度の高いターミナル駅周辺や、オリンピック・パラリンピック会場までのアクセス道路周辺の公衆便所・公園便所の洋式化やだれでもトイレの整備を進めている。

今回対象とする大井町駅前公衆便所および大井駅前公園（以下「大井町駅前パブリックスペース」という）は、大井町駅前に位置し、利用頻度が高いことに加え、その姿を駅構内からも窺うことができるため、機能的かつ意匠にも優れたものとする必要がある。また、東日本旅客鉄道株式会社の営業線が近接しているとともに、暗渠河川の立会川が公園内を横断しており、厳しい設計条件の場所でもある。

これら制限の多い敷地条件の中で、品川区の玄関口である大井町駅前に相応しい機能的で景観に配慮された魅力的な作品を募集する。