くまもとアートポリスプロジェクト南阿蘇鉄道高森駅周辺再開発グランドデザイン 公募型プロポーザル

2018年06月05日(火)〜2018年07月31日(火)

平成28年4月14日、4月16日に発生した熊本地震は、最大震度7の揺れが立て続けに2度襲うという、他に類をみない災害であり、本県に甚大な被害をもたらした。

この地震で、阿蘇郡高森町にある高森駅と、南阿蘇村の立野駅とを結ぶ第三セクター鉄道「南阿蘇鉄道(以下、「南鉄」という。)も甚大な被害を受けた。約2年を経過した現在、道路ネットワークは徐々に復旧が進んでいるものの、南鉄は未だ中松~立野間で不通が続いており、全線復旧までには設計着手から5年程度の期間が必要との調査結果が示されている 。

「南鉄」は、阿蘇山・阿蘇カルデラの南部(南郷谷)の地域にとって、住民生活を支える必要不可欠な“地域公共交通の基軸”であると同時に、地域の基幹産業である観光業を支える県内屈指の観光資源である。このことから、「南鉄」の復旧は、地震で大きな被害を受けた南阿蘇地域の創造的復興の鍵を握っており、全線復旧を見据え、南阿蘇鉄道を活用した新たな誘客の方策について検討する必要がある。

そこで、高森町は、南阿蘇鉄道沿線地域の創造的復興の一環として、南鉄の始発・終着駅である高森駅と駅周辺を対象に、まちづくり戦略の三つの柱である「定住」・「観光」・「防災」をキーワードとしたグランドデザインを作成するため、本要項に基づき公募型プロポーザルを実施する。

なお、このプロポーザルは、後世に残る文化的資産の創造と地域の活性化を目指して熊本県が推進している「くまもとアートポリス」の参加事業として実施する。

日程
平成30年6月5日(火)要項発表・応募受付開始
6月5日(火)~7月31日(火)要項配布
6月5日(火)~6月19日(火) 質疑受付
6月16日(土)           現地見学会
6月26日(水)(予定)質疑回答
7月31日(火)応募締切
8月上旬 一次審査(非公開)
9月9日(日)二次審査(公開)
審査員
審査員長
伊東豊雄(建築家、くまもとアートポリスコミッショナー)
審査員
草村大成(高森町長)
田上更生(高森町議会議長)
津留恒誉(南阿蘇鉄道専務取締役)
桂 英昭(建築家、くまもとアートポリスアドバイザー)
末廣香織(建築家、くまもとアートポリスアドバイザー、九州大学准教授)
曽我部昌史(建築家、くまもとアートポリスアドバイザー、神奈川大学教授)
(敬称略)
主催
熊本県
高森町
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