敷瓦の世界 —「タイル」の前の物語 —
2018年06月23日(土)〜2018年09月24日(月)
日本のタイルの前身ともいわれる敷瓦。大陸からの影響を強く受けた仏教建築の床材に使われ、施釉されたものについては瀬戸が中心的な生産地となっていきました。一方、茶道具の一種として愛でられる側面もあり、さまざまな技法や形のものが作られました。明治時代には白い化粧土をかけた陶器質の素地に、銅版転写を施す技法が流行し、後にはマジョリカタイルのデザインなども取り入れた「本業タイル」へと展開します。それは西洋のタイル文化が普及しつつあるときに、日本的な解釈で発展した「タイル」の姿でした。
本展は、地元の名家から当館に寄贈された敷瓦のお披露目と併せて、多様な敷瓦をご覧いただく貴重な機会となるでしょう。
- 日程
- 2018年6月23日(土)~9月24日(月・祝)
9時~17時(ご入館は閉館の30分前まで) - 休み
- 月曜日(休日の場合は翌平日)
- 料金
- 一般300円、高校生以下無料
- 主催
- 多治見市モザイクタイルミュージアム
- 協力
- INAXライブミュージアム
- 会場
- 多治見市モザイクタイルミュージアム
(岐阜県多治見市笠原町2082-5)