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永野真義・中村享一 ・平山広孝「長崎アーバニストを舫おう」フォーカスフォーラム 2018

2018年06月01日(金)

長崎のこれからを、市民の手で描く道筋を考える場を設けます。

「アーバニズム」は理想的な都市のあり方を意味する言葉ですが、広い意味においては都市の理想を目指すビジョンの探求やそのための運動も含まれます。アーバンデザインが専門的な知識をもった都市計画家(プランナー)が行うことに対し、「アーバニズム」の概念はもっと広範で、都市計画家に限らず、建築家、不動産、リノベーション関係者、コミュニティ・デザイナー、アーティストなど、都市に関わり、都市を愛するすべての専門家、ひいては、都市の生活者たる市民そのものが関係して構築されることとされています。それらの関わる人々を「アーバニスト」と呼びます。

すでに、各地でアーバニスト達の活動による都市ビジョンの探求が始まっており、多くの成果を上げつつあります。長崎においてもミズベリングや斜面地利用、歴史的遺産活用を利用した地域づくりが始まっていますが、長崎でもより広義の意味で都市にかかわるという規範概念構築が必要となっているように思えます。そこで、先ず規範概念や先進事例などを学習したいと考え、講演会とパネルディスカッションを企画しました。自称アーバニストやアーバニストを目指して活動してる市民への参加を呼びかけます。

当日の会は一部と二部で構成されます。一部は東京大学都市デザイン研究室の永野真義助教から「アーバニストの入口」と題して話題提供してもらいます。二部では、市民メンバーも交えて、パネルディスカッションを行います。

一部の「アーバニストの入口」は以下のような内容です。

まちづくりの現場では「役所が整備しないからだ」とか「行政はいつ動いてくれるんだ」という声をよく聞いたものですが、いまやその流れは日本各地で変わりつつあります。つまり、行政やNPOだけでなく住民でも企業でも学生でも「こういう面白いアイデアを一緒にやれないか」というフラットな関係で物事を動かすことができるようになってきている。あらゆる個人がそれぞれの立場で、都市を考え、行動する時代が始まっている。私たちはいま「アーバニストによるアーバニズム」の入口に立っているのです。アーバニストとして、私たちはまずは何から始められるのでしょうか。そして、その行動からどのようにまわりを巻き込んで、まとまって、やがて地域・都市を動かせるのでしょうか。例えばそのためには、”先手を打つ”ということや”専門家をうまくつかう”といったことが重要なのではないか…。日本各地の都市圏における「市民アーバニスト」達の取組みを紹介しながら、そんなヒントを一緒に探しだしたいと思います。

日程
2018年6月1日 18時40分~20時40分(18時20分開場)
出演
永野真義(東京大学都市デザイン研究室助教)
中村享一(建築家/芸術工学博士)
平山広孝(長崎・都市景観研究所所長)
(敬称略)
料金
無料
定員
60名(事前申し込み制)
主催
フォーカス長崎
後援
朝日新聞社
長崎新聞社
毎日新聞社
KTNテレビ長崎
会場
長崎市立図書館 多目的ホール
長崎県長崎市興善町1-1
会場の場所をGoogleマップで開く
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