宮部浩幸・風間教司・苅谷勇雅 第84回 空間研究小委員会 研究会
「ソーシャルアクティビティが生みだす地域の空間再生」
2018年07月27日(金)
近年日本は、人口の減少と空き家数増加が深刻化しており、地域の景観劣化に繋がっている。一方、東京オリンピックを契機に観光的視点から、都市部だけでなく、日本各地の地域の魅力再発見に社会的関心が高まっている。本シンポジウムでは地域資産としての魅力を発掘し、空間ストックを再生することで生まれた社会的活動「ソーシャルアクティビティ」に焦点をあて議論する。
空き家による地域再生の事例は歴史的建築物、地域素材を生かした伝統的建築物、近代的な建物と多様であるが、空き家となった理由は権利や経済的・制度的問題など、各々固有の理由が内在する。また、空間再生は建物単体のみを改築しても持続性に乏しく地域の空間再生に繋がらない。人々の行動にいかに働きかけ、ソーシャルアクティビティを活性化し、その結果、地域空間再生がどのように成し遂げられたかについて話題提供を受けて議論することで、建築の物理的側面だけではなく、人との関わりを生み出し、地域資産として持続可能な環境形成に寄与することの一端を見出したい。
- 日程
- 2018年7月27日(金)15時〜17時30分
- 出演
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「国内外の空間再生とリノベーションの価値」
宮部浩幸(近畿大学准教授)「路地裏再生が生み出すアクティビティ」
風間教司(日光珈琲代表)「文化遺産再生が導くまちづくり」
苅谷勇雅(日本イコモス国内委員会副委員長・小山工業高等専門学校名誉教授)はじめに 郷田桃代(東京理科大学)
趣旨説明 永峰麻衣子(小山工業高等専門学校)
まとめ 橋本都子(千葉工業大学)
記録 太幡英亮(名古屋大学)(敬称略)
- 料金
- 一般2,000円、学生500円(資料代含む)
- 定員
- 70名(事前申し込み制・先着順)
- 申し込みページ
- https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=613877
- 主催
- 日本建築学会 空間研究小委員会 研究会