水町勇一郎「働き方改革とこれからの日本の雇用」『「同一労働同一賃金」のすべて』(有斐閣)刊行記念

2018年03月07日(水)

「働き方改革」が大きな話題となり、いよいよ今国会での法案提出・法改正が見込まれています。その中には、いわゆる正規・非正規の不合理な待遇差の是正を目的とした「同一労働同一賃金」が重要な課題として含まれています。

2月23日刊行の『「同一労働同一賃金」のすべて』(水町勇一郎著)は、まさしく書名どおり、この「同一労働同一賃金」のすべてが凝縮された一冊です。今回の改正案に至る議論の一翼を大きく担ってきた著者の手により、趣旨、概要、議論の経緯が、とてもわかりやすく解説されています。また、改正法案(条文案)とその逐条解説も、法改正と施行を見据えて、労使ともに必読です。

今回、同書の刊行を記念して、著者・水町勇一郎教授が、「働き方改革とこれからの日本の雇用」と題して講演を行います。どのような背景のもと、どのような改正が目指されているのか。雇用形態ごとに待遇が異なる場合、その差はどのようなものであれば認められ、どのようなものであれば不合理とされるのか。今回の改正をめぐる議論を通して、労働者の働き方やライフスタイルの選択を支え、企業の望ましいかたちでの労働力確保と成長につながる、これからの日本の雇用のあり方を考えます。

日程
2018年3月7日(水)19時30分~
出演
水町勇一郎(東京大学社会科学研究所教授)
(敬称略)
料金
1,000円