奥野克巳 × 石倉敏明 × 上妻世海「人類学からの問いかけ 存在論 × 政治と経済 × 価値創造」『Lexicon 現代人類学』(以文社)刊行記念
2018年03月01日(木)
2018年2月、以文社では総勢27名の執筆陣による『Lexicon 現代人類学』を刊行しました。
前世紀末から現在まで、人文・社会科学の危機とともに「人間とは何か」という根源的な問いが再浮上する中で、人類学は大きな変貌を遂げ、隣接領域を巻き込む大きな知的運動の渦を起こしてきました。地球規模の自然環境とともに個人や集団、世界の在り方を問い直す「存在論」の問い、国境を超えて日常生活に浸透しつつある「経済と政治」の問い、モノや情報技術、技芸(アート)の実践をめぐる「価値創造」の問いなど、人類学はいま改めて「現代」を問い直し、共通世界を構想する実践的な道具となりつつあります。
本書の編者である二人の人類学者(奥野克巳氏、石倉敏明氏)、そして本書の担当執筆者でもあり、現代の人類学に大きな関心を寄せる文筆家/キュレーターの上妻世海氏をゲストに迎えて、現代を人類学から見たとき、どんな光景が見えてくるのか、そして人類学から現代を問うということはどういうことなのか、語り合っていただきます。
- 日程
- 2018年3月1日 (木) 19時~20時30分(開場18時30分)
- 出演
- 奥野克巳
石倉敏明
上妻世海
(敬称略) - 料金
- 1,350円
- 定員
- 50名