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第86回 JIAアーバントリップ「地方公共建築の現在/いまそこにある問題とその解法」太田市美術館・図書館 時間の倉庫 川口市火葬施設・赤山歴史自然公園

2018年03月08日(木)

公共建築について「ハコモノ行政」と呼ばれて久しく、1990年代からは市民参加型ワークショップなどが設計プロセスに導入され、2001年竣工の仙台メディアテークを契機に施設管理運営の見直しがはかられるなど、公共施設のハード、ソフトにかかわる質的な向上をはかる努力が続けられています。また、去る2011年の東日本大震災の復興計画や図書館への指定管理者制度の導入など、公共施設を取り巻く環境は穏やかなものではなく、その在り方が今なお問い直され続けています。

これまではどこの地方都市にも基本的には同じような公共施設、文化施設などが次々と建てられてきました。ところが、それぞれの地方都市にはそれぞれ固有の問題点があり、市民やまちに求められる施設もそれぞれに異なるものと思われます。昨今では、それらの問題の解決を目指し、自治体の知恵、市民・住民の意見や要望なども取り入れながら、ユニークな複合化公共施設が建設されています。

今回のアーバントリップでは、鉄道離れにともなう駅前地域の衰退や文化財の保存再利用と市民交流、都市農業再生と火葬場建設などの問題に対して見事な設計解を示している、三つの作品を訪ね、その解法に迫ってみたいと思います。

日程
2018年3月8日(木)8時15分集合〜19時解散予定
訪問先・出演
1)太田市美術館・図書館/平田晃久建築設計事務所/2017年竣工/太田市
解説:平田晃久建築設計事務所・設計担当 松田彩加(予定)

2)時間の倉庫/福島加津也+富永祥子建築設計事務所/2017年竣工/本庄市
解説:福島加津也+冨永祥子建築設計事務所・代表 福島加津也(予定)

3)川口市火葬施設・赤山歴史自然公園/川口市
解説:伊東豊雄建築設計事務所・設計担当 林盛

(敬称略)

料金
4,000円(仮設定、昼食代、入館料、保険料、資料代含む)
定員
30名
主催
公益社団法人日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部 アーバントリップ実行委員会
共催
株式会社新国際通信社
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