第64回 建築人間工学小委員会研究会「身体活動量による住宅評価~高齢者の生活行為を中心に~」
2018年03月02日(金)
超高齢社会の日本では、住宅・建築のバリアフリー化は、高齢者が日常生活に必要な体力を維持して健康的な生活を送るための喫緊の課題である。とくに生活の中心である住宅内における活動をできるだけ維持していくことは、QOLに大きく影響する。
しかし、既存の住宅におけるバリアフリー化は、必要が生じたときの個別改修にとどまっていて、介護負担の軽減、改修コスト、介護コスト等を総合的に踏まえたバリアフリー評価に基づく効果的な改修技術の提案にまでは至っていない。
そこで本研究会では、現状の問題点を踏まえ、健康的な生活を支えるための住宅のバリアフリー化のあり方を、身体活動量(Mets=Metabolic equivalents)の視点から議論する。
- 日程
- 2018年3月2日(金)13時30分~16時30分
- 休み
- プログラム(予定)
- 司会 布田健(国土技術政策総合研究所)、記録 未定
1.主旨説明 白石光昭(千葉工業大学)
2.主題解説
1)健康と身体活動量について(講師:宮地元彦(国立健康・栄養研究所))
厚生労働省が作成した身体活動量の指標であるMetsについて、基本的な考え方や経緯の解説
2)高齢者の動作について(講師:大渕修一(東京都健康長寿医療センター))
高齢者の基本的な行動特性、活動状況やどのように活動が減少して行くのか等の解説
3)住宅内における活動量の評価について(講師:高橋正樹(文化学園大学)
建築計画における活動量(移動量)の考え方や展開例を紹介し、住宅内の移動量の計測方法についての解説
3.質疑応答(約50分)
(敬称略) - 料金
- 一般1,500円、学生500円(資料代含む)
- 定員
- 50名(申し込み先着順)
- 申し込みページ
- https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=613464
- 主催
- 日本建築学会 建築計画委員会 計画基礎運営委員会 建築人間工学小委員会