シンポジウム 東日本大震災から7年 復興公営住宅における取り組みのこれから 研究者と実務者のクロストーク4

2018年02月23日(金)

東日本大震災の復興は七年が経過した。その間、様々な模索と問題が浮き彫りになってきている。集住研と住宅計画小委員会は、2013年から3回にわたり、住宅復興が抱える問題・課題、その対応への考え方を相互に理解すべく「研究者と実務者のクロストーク」を開催している。

本企画は、研究者が住宅復興へ関わる際は実務者のフィールドの理解が不可欠であると同時に、実務者が設計計画する際は研究者によるユーザーや社会ニーズに関する提言を反映することが重要であるという認識から始まった。今回のシンポジウムは一連のコラボ企画の取りまとめである。災害公営住宅を中心とした住宅復興の事業や計画についての中間的総括と復興の今後を考えるとともに、必ず起こると予想されている東海・南海・東南海地震に備えた住宅復興のあり方を研究者や実務者の共有する課題として議論する。東日本大震災において住宅復興に参画した実務者をパネラーに迎え、その経験を踏まえた展望をコメンテーターやフロアとのディスカッションから導出する。

日程
2018年2月23日(金)14時~17時
プログラム(予定)
主旨説明:藤井和義((株)アークポイント)

第一部 実践報告・話題提供
1.住宅復興等に係る意向調査の支援における課題 遠又美穂((株)市浦ハウジング&プランニング)
2.南三陸町志津川東地区「(仮称)地域ささえあいモール」を活用した住民ささえあいの実現に向けて 塩路安紀子((有)ジオ・プランニング)
3.震災復興におけるまちづくり住まいづくりの観点からの復元力のある住宅供給のあり方 益尾孝祐((株)アルセッド建築研究所)

第二部 パネルディスカッション
司会・進行:川崎直宏((株)市浦ハウジング&プランニング)
コメンテーター:髙田光雄(京都大学名誉教授、京都美術工芸大学教授)、大月敏雄(東京大学教授)
パネリスト:遠又美穂、塩路安紀子、益尾孝祐(いずれも前掲、登壇順)
(敬称略)

料金
一般2,000円、学生1,000円(資料代含む・当日会場払い)
定員
70名(申込み先着順)
申し込みページ
https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=613262
主催
日本建築学会 建築計画委員会 住宅計画運営委員会 住宅計画小委員会
協力
集合住宅研究会