野崎歓 恋愛小説『マノン・レスコー』の時を超える魅力 紀伊國屋書店Kinoppy=光文社古典新訳文庫Readers Club Reading Session #37

2018年01月26日(金)

身を滅ぼすまでに愛し合った男女の恋愛悲劇――プレヴォ『マノン・レスコー』は18世紀フランス小説の傑作であり、当時ヨーロッパで熱狂的人気を博したのみならず、その後300年近くも世界中で読み継がれてきました。オペラや映画の原作としても知られています。これまで本作は、男の運命を狂わす「宿命の女(ファム・ファタール)」を扱った作品と紹介されることも多かったのですが、今回の野崎歓さんによる新訳を読むと、愛し合う二人の心が、いかなる類型化からも逃れるほどに自由で、情熱的であることがうかがえます。

今回の読書会では、『マノン・レスコー』の読まれ方の変遷や、時を超えて読み継がれる魅力について、訳者の野崎歓さんにたっぷりと語って頂きます。

日程
2018年1月26日(金)18時30分(開場18時15分)
出演
野崎歓
駒井稔
(敬称略)
料金
無料
定員
50名