磯崎新・倉俣史朗 Arata ISOZAKI × Shiro KURAMATA: In the ruins
2018年01月09日(火)〜2018年01月27日(土)
磯崎新のポスト・モダン(モダニズム)ムーブメント最盛期の代表作「つくばセンタービル(1983年)に焦点を当て、磯崎の版画作品〈TSUKUBA〉や旧・筑波第一ホテルで使用されていた倉俣史朗デザインの家具をご覧いただきます。他にも倉俣史朗のアクリルオブジェ、磯崎デザインの椅子なども出品します。
磯崎が設計し1983年に竣工した「つくばセンタービル」には、「筑波第一ホテル」が入り、客室の内装を倉俣史朗が担当しました。しかし客室で実際に使用されたオリジナル家具は悲しい運命を辿ります。
1990年代のバブル経済の崩壊により、経営母体であった株式会社第一ホテルが2000年5月会社更生法の適用を申請し倒産。その後、株式会社ホテルオークラグループとして経営が変わったものの、ホテル客室及びカフェなどに大規模な改修が行われ、貴重な倉俣史朗デザインによるインテリアが失われてしまったのです。
今回出品する「ライティングデスク」と「鏡」はそのような事情の中で危うく破棄を免れた稀少作品です。
- 日程
- 2018年1月9日(火)〜1月27日(土)11時〜19時
- 休み
- 日・月・祝日
- 出展作家
- 磯崎新
倉俣史朗
(敬称略) - 会場
- ときの忘れもの(東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS)