シンポジウム「建築構造における強非線形問題への数値解析による挑戦」

2018年03月07日(水)

本シンポジウムは強非線形問題の理論と応用小委員会の活動成果として、建築構造における崩壊問題あるいは接触問題といった強い非線形性を有する問題に対して現在認知されている理論を整理するとともに、強非線形問題の範疇となる様々な実現象を解く場合の数値解法および解析モデルについて具体的事例を交えながら紹介する。また、理論上あるいは解法上いまだ課題として残されている事項について問題提起していく。なお、『応用力学シリーズ13:建築構造における強非線形問題への数値解析による挑戦』(2018年3月刊行予定)は、シンポジウムの参考資料として役立つ。建築構造技術者、大学院生、若手研究者の方々の積極的な参加を期待したい。

日程
2018年3月7日(水)13時~17時30分
プログラム
司会:熊谷知彦(後掲)・大塚貴弘(後掲)
1.強非線形問題について:元結正次郎(東京工業大学)
2.鋼構造:大塚貴弘(名城大学)・多田元英(大阪大学)
3.RC造:磯崎浩(日本建築センター)・長沼一洋(日本大学)
4.木造軸組構法住宅の地震倒壊解析:三宅辰哉(日本システム設計)・中川貴文(国土交通省)
5.組積造壁の繰返し載荷実験と非線形有限要素解析:荒木慶一(京都大学)
6.鋼製下地在来工法天井の力学的性状に対する再現解析:元結正次郎(前掲)
7.大規模並列構造解析:宮村倫司(日本大学)
8.接触問題:寒野善博(東京大学)
9.有限回転の取扱い:熊谷知彦(明治大学)
10.質疑応答(敬称略)
料金
一般5,000円、学生2,000円
定員
120名(申込み先着順)
出展作家
https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=613263
主催
日本建築学会 構造委員会 応用力学運営委員会 強非線形問題の理論と応用小委員会