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講習会「日本建築学会環境基準 昼光照明規準(AIJES-L0003-2018)」

2018年03月15日(木)

昼光照明の良否は、昼光導入による建築環境の利益と損失のバランスを取ることにかかっている。実効のある昼光照明は、建築物の環境性能・エネルギー性能の向上に寄与する。日本建築学会・環境工学委員会・光環境運営委員会では、室内光環境・視環境に関する窓・開口部の設計と維持管理、照明環境に関する規準を定めてきた。一方、国際標準化機構(ISO)では、建築照明のエネルギー必要量に対する昼光利用効果の計算、建築のサステナビリティのための採光用開口の設計プロセス、昼光照明装置の性能評価に関する国際規格の作成が進められている。

そのような国際標準化動向を考慮しながら、光環境運営委員会では、さらに建築物における昼光利用と昼光照明を意識した建築設計を促すため、昼光照明規準を作成した。本規準では、昼光照明環境の量と質の指標、昼光によるグレアの評価と制御、昼光照明計算、昼光光源、昼光照明による建築のエネルギー性能、昼光照明のコミッショニングについて技術的規準・推奨を示している。将来、それらは建築のコンピュテーショナルデザインで活用されるものと期待する。

本講習会では「昼光照明規準・同解説」の考え方と規準の主要点を解説する。講習会を通して規準内容の理解を深めると共に、建築設計者、建築環境分野の技術者だけでなく、建築の初学者など広く一般に周知したいと考える。

日程
2018年3月15日(木)13時30分〜16時20分
プログラム
「内容昼光照明の要件(昼光照明環境の量と質)」
望月悦子(千葉工業大学)

「昼光照明計算の規準と昼光利用におけるエネルギー性能」
吉澤望(東京理科大学)

「昼光照明によるグレアの制御とコミッショニング」
岩田利枝(東海大学)

司会 古賀靖子(九州大学)
(敬称略)

料金
一般12,000円(テキスト代を含む)
テキスト『日本建築学会環境基準昼光照明規準・同解説』A4判、約70頁
定員
220名
申し込みページ
https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=612841
主催
日本建築学会 環境工学委員会
会場
建築会館ホール
(東京都港区芝5-26-20)
  • JR山手線・京浜東北線田町駅(三田口)より徒歩3分
  • 都営地下鉄浅草線・三田線三田駅(A3出口)より徒歩3分
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