第21回 木材活用コンクール

2017年12月01日(金)〜2018年01月15日(月)

日本は世界有数の森林国であり、国土の7割が森林です。そこから生み出される木材は、古の時代から四季の変化に富む日本の風土に適した材料として生活に密接しており、生活空間の中には常に木との触れ合いがありました。そして長い間木材を有効に活用してきたことで、我が国には多種多様な木の文化が育まれました。また、森林には渇水や洪水を緩和し、良質な水を育む水源のかん養機能、山地災害の防止機能、二酸化炭素の吸収・貯蔵や騒音防止、飛砂防止などの生活環境保全機能等、多面的な機能があります。再生産可能な唯一の資源である木材を上手く利用し、森を循環させることで豊かな自然環境を守るという先人から受け継いだ伝統と文化を次世代に繋いでいくことが必要だと考えます。

当コンクールは木材利用の立場からみて新しい需要の道を拓く影響力を持つ作品を表彰することにより、木材の新たな利用、普及の可能性をさぐり、木材業界の活性化に寄与することを目的として平成9年に創設されました。その後、その趣旨、目的を継承しながら本年で第21回目を迎えます。

日本木材青壮年団体連合会では、平成29年度スローガンとして「WOOD LEGACY(ウッド・レガシー)」~木の文化を全国の都市景観へ~を掲げ、様々な啓発活動を行っております。伝統的な素材である木材の新たな活用の姿を見出し、広めることは我々の目指すゴールの一つです。第21回木材活用コンクールは4部門について募集いたします。木の伝統と文化を次世代へ繋ぐため、木材の良さを活かした作品を広いジャンルから募集し、木材の新しい用途での普及と利用拡大、新たな文化の創出に貢献する優秀な作品を表彰します。全国各地からたくさんのご応募をお待ちしています。

応募締切
2017年12月1日(金)〜2018年01月15日(月)必着
募集部門
第1部門 木造及び混構造建築(構造物)300㎡超え
第2部門 木造及び混構造建築(構造物)300㎡以下
第3部門 木質空間(インテリア・エクステリアの木質化)
第4部門 クリエイティブユース(1~3部門以外の創造的木材活用事例<ランドスケープ・インスタレーション・家具・木製品など>)
一般住宅は第2部門でご応募ください
応募資格
応募物件の設計者、施工者、建築主、またそれらの合同。及び応募作品のデザイン事業者、生産者、販売者。ただし、相互に了解を得ていること。また、連名での応募も可能です。
応募条件
第1部門~第3部門
建設・設置地域は国内とし、平成26年1月1日から平成29年末までに完成したもの。
第4部門
平成29年末までにユーザーが購入または利用できるもの。
審査委員会
審査委員長
深尾精一(首都大学東京 名誉教授)
審査委員
有馬孝禮(東京大学 名誉教授)
加藤昌之(株式会社 加藤設計 代表取締役)
古久保英嗣(公益財団法人 日本住宅・木材技術センター 理事長)
霜野隆(一般社団法人 日本インテリアプランナー協会 代表理事会長)
松井郁夫(株式会社 松井郁夫建築設計事務所 代表取締役)
藤田香織(東京大学大学院 准教授)
井口真輝(林野庁 木材産業課 木材製品技術室長)
武井利行(国土交通省 住宅局 住宅生産課 木造住宅振興室長)
荒井浩(日本木材青壮年団体連合会 会長)
最優秀賞(2作品)農林水産大臣賞、国土交通大臣賞
優秀賞(5作品)林野庁長官賞、公益財団法人日本住宅・木材技術センター理事長賞、一般社団法人全国木材組合連合会会長賞、一般社団法人日本インテリアプランナー協会賞、日本木材青壮年団体連合会会長賞
特別賞(1作品) 都市景観賞
その他に、部門賞数点、木材活用賞などを加え、約20点を予定。
上記の作品より、日本木材青壮年団体連合会会員賞として『木質開拓賞』選定いたします。
受賞者には各賞とも賞状を授与します。
主催
日本木材青壮年団体連合会
後援
農林水産省、国土交通省、公益財団法人日本住宅・木材技術センター、一般社団法人全国木材組合連合会、公益社団法人日本建築家協会、一般社団法人日本建築学会、一般社団法人日本インテリアプランナー協会、公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本建築士会連合会、一般社団法人日本建築士事務所協会連合会
詳細ページ
https://mokusei.net/mkc/
スポンサーリンク