第36回 環境振動シンポジウム 居住性能の性能ランクと設計フロー —評価規準と設計指針—

2018年01月23日(火)

『建築物の振動に関する居住性能評価指針』は、1991年に初版、2004年に改定版が発行され、多くの設計者に振動環境評価の拠り所を与え、建築物の振動環境向上に大きく貢献してきた。環境振動運営委員会では、現在この指針の改定を活動の中心に位置付け、改定作業を鋭意進めている。

今回の改定の方針や進捗については、ここ数年の環境振動シンポジウム,大会PDにおいて報告し、会員から広く意見を募ってきた。前回のシンポジウムでは、特に、性能マトリクスを用いた環境振動設計を中心に、風・歩行・交通振動を例として評価規準および設計指針の位置づけを示し、改定案の内容について報告した。

今回、環境振動設計指針に掲載する設計フロー、計測による性能確認に関して最新の状況を報告し,広く会員からの意見を募り、反映させることを目的としている。

日程
2018年1月23日(火)13時30分~17時30分
プログラム(予定)
司会:冨田隆太(日本大学)、増田圭司(フジタ)
1. 主旨説明 国松直(産業技術総合研究所)
2. 評価規準(案)について 横山裕(東京工業大学)
3. 設計指針(案)について
3.1 設計指針の概要濱本卓司(東京都市大学)
3.2 自然振動源(風など)に対する設計フロー 西川大介(日本設計)
3.3 内部振動源(歩行など)に対する設計フロー 佐伯兼久(ヤクモ)
3.4 外部振動源(道路交通など)に対する設計フロー 上明戸昇(建設環境研究所)
3.5 計測による性能確認 濱本卓司(前掲)
4. パネルディスカッション 司会:鈴木雅靖(鹿島建設)
5. まとめ 峯村敦雄(鹿島建設)
(敬称略)
料金
一般4,000円、学生1,000円(資料代含む)
定員
150名(申し込み先着順)
申し込みページ
https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=612828
主催
日本建築学会 環境工学委員会 環境振動運営委員会