Praxis Series 03 —災害・復興時における建築家の仕事—
2017年12月23日(土)
新建築社では、前回のCareerLectureを改め、PraxisSeriesをスタートさせる。
このレクチャーシリーズでは、新しい建築や都市に対する概念そのものを誘発、先導することを目的とし、21世紀における新しいアーキテクチャーの可能性を、「praxis(プラクシス)」という切り口で考察してみたい。
「praxis(プラクシス)」とは、主に鍛錬や実行という言葉に代表される、自然や社会に対する人間の「働きかけ」のことを意味する。ここでは、その従来的な意味を超えて、抽象的思弁に対比するものとしてでなく、思弁を具体化するという意味を内包する概念として捉えたい。
このシリーズを通じて、未来を担う人達に国内外の様々な「現場」(教育、設計デザイン、建設施工)と触れてもらい、己の拠り所を見つけ、将来の大望を膨らましてもらう場にしたいと思う。ゆえに、ゼネコン、アトリエ、設計事務所、コンサル、工務店、研究開発・教育機関等といった近代的な垣根を超え、進化する今のアーキテクト像をなぞっていく。
第3弾となる今回のテーマは、災害・復興時に求めらる建築家の職能とは何か。災害・復興時に求められる建築の諸条件は、平常時のそれと違い、材料、技術、コストなどに、様々な制約があり、また時間の経過とともに現場で求められるものが変化する。この様な条件下で、建築家の職能はどう活かされているのか。このレクチャーでは、ODA事業における災害復興として、ネパールで活動されている毛利設計事務所の設楽氏をお迎えして、災害・復興時に求められる建築家像についてお話いただく。
- 日程
- 2017年12月23日(土)13時〜14時30分(12時30分開場)
- 出演
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ゲスト:
設楽知弘(株式会社毛利建築設計事務所 海外設計部/NPO法人都市計画・建築関連OV会 理事長)
モデレーター:
Kaz 米田(bureau0-1 代表)
(敬称略) - 料金
- 無料
- 定員
- 20名
- 主催
- 新建築社