東京大学復興デザインフォーラム2017 vol.2 「復興デザインの統合 住宅-インフラ-学校」

2017年12月09日(土)

立て続けに起きている近年の日本での災害復興では、これまでにない取り組みが次々になされつつあり、一定の成果を見るようになっているが、例えば、住宅の復興、インフラの復興、教育の復興という3つの分野に注目してみても、それぞれの分野における「部分解」としては大変よく見える復興計画であっても、「地域全体解」の観点から見ると、別の会があり得たかもしれないという課題も残る。いわば、パラレルワールド的に進む各フィールドの復興を重ね合わせ、それらを地域の中でどのように統合化すべきかという、新たな視座の獲得を目指し他方国と、議論を行いたい。

日程
2017年12月9日(土)13時〜18時
出演
第一部(テーマ:住宅)
はじめに 大月敏雄(東京大学)
遠藤裕之(福島県建築住宅課)「地震・津波災害と原発災害からの住まいと地域の復興」
大須賀芳雄(奈良県まちづくり推進局地域デザイン推進課都市計画室)「平成23年台風12号紀伊半島大水害からの住宅復興と新しい集落づくり-奈良県十津川村-」
小路永守(熊本県住宅課)「熊本地震における新機軸の仮設住宅と復興」
コメント 大月敏雄(東京大学)

第二部(テーマ:インフラ)
杉本伸一(日本ジオパークネットワーク事務局次長)「雲仙普賢岳噴火と復興」
後藤誠次(石巻市復興事業部基盤整備課)「石巻市の復興状況について」
コメント 中井祐(東京大学)

第三部(テーマ:学校)
武内敏英(大熊町教育長)「学校移転がリードした全町避難」
小林祐司(大分大学)「大分県における学校防災・防災教育の現状と課題」
コメント 羽藤英二(東京大学)

第四部 総合コメント
大月×中井×羽藤
閉会後、簡単な懇親会を予定しています。併せてご参加ください。
(敬称略)

主催
東京大学復興デザイン研究体
会場
東京大学本郷キャンパス 工学部1号館 15号教室