公開研究会 ワークプレイスデザイン におけるエビデンスを考える
デザインプロポーザルはそれが最良のデザインであることを説明するためのエビデンス(根拠)が求められる。個人的な経験や直観に従うのではなく、流行を追うのでもなく、科学的な根拠にもとづいて最良なデザインを行うことが求められている。
エビデンスには、空間構成と人間の活動にかかわる建築計画のエビデンス、環境計画のエビデンス、構造計画上のエビデンスもあるだろう。また、利用者の行動やニーズなどの調査にもとづくエビデンス、過去の事例の統計的な分析によるエビデンスもあるだろう。あるいは、デザインの目標にかかわる理想や信念が根拠になる場合もあるだろう。
今回の公開研究会では、ワークプレイスに焦点を当てる。建築計画、環境計画、ファシリティマネジメントの立場の異なる研究者・設計者から、それぞれの分野でのエビデンス・ベースのデザインの研究および実践の事例について解説する。
パネリストには、鹿島建設技術研究所の金子弘幸氏から施設建替プロジェクトにおけるエビデンス設計について、京都工芸繊維大学の仲隆介氏から建築計画からのエビデンスについて、竹中工務店技術研究所の黒木友裕氏から環境計画からのエビデンスについて、株式会社コクヨ・日本FM協会の齋藤敦子氏からファシリティマネジメントの観点からワークプレイスデザインのエビデンスについて解説いただく予定である。
そのあとのディスカッションを通して、あらたなエビデンス・ベースド・デザインの実践および研究の可能性について考える。
- 日程
- 2017年12月21日(木)15時~18時30分
- 出演
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趣旨説明 岸本達也(慶應義塾大学)
主題解説
建築プロジェクトマネジメントからのエビデンス 金子弘幸(鹿島建設技術研究所)
建築計画からのエビデンス 仲隆介(京都工芸繊維大学)
環境計画分野のエビデンス 黒木友裕(竹中工務店技術研究所環境計画部)
ファシリティマネジメントからのエビデンス 齋藤敦子(コクヨワークスタイル研究所/日本ファシリティマネジメント協会ワークプレイスと知的生産性研究部会部会長)ディスカッション
司会・進行 岡本和彦(東洋大学)
(敬称略) - 料金
- 一般 3,000円
- 定員
- 60名
- 申し込みページ
- https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=612763
- 主催
- 建築計画委員会 設計計画運営委員会 Evidence-Based Design 小委員会