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村上祐資「火星の暮らしから、ぼくらの日常を考える。」
第2回 think++ human & nature

2017年11月28日(火)

これからの社会や都市・建築の未来を思い描くとき、人間をとりまく自然環境や、開発著しいテクノロジーの基本的な知識を得る必要があります。日本設計創立50周年を期に、様々な分野でご活躍の方々をお迎えして、皆さまと一緒に未来を思い描くきっかけを得る機会となるよう、年に2回のセミナー think++ Seminarを開催していきます。

極地とよばれる場所にも、人の営みは確かに存在しています。2030年頃には、最初の人類の代表が火星の地を踏む、そんな現実がやって来ます。「命を預かる」そんな建築の原点が、生身の人間の存在を拒否する場所で試されるのです。これまでぼくは「地球の三極」とよばれる、南極、北極、エベレストから、地球にある火星まで、極地の暮らしをめぐり、踏査してきました。

剥き出しの極地で人間が普段着の営みを続けていくためには、ていねいでしなやかで、ときにしたたかな、暮らしの所作が必要です。ぼくが越冬隊員として暮らした南極の昭和基地では、冒険家のような生き延びるためというよりも、生きている喜びを実感する日常がありました。

極地は、ぼくらが日常を生きる為のヒントに溢れています。そんな極限の環境のもとで浮彫りとなる『人と住まいの係わりかた』の本質を、ご紹介したいと思います。

日程
2017年11月28日(火)16時30分〜18時50分(16時開場)
出演
村上祐資(極地建築家)
(敬称略)
料金
無料
定員
250名(要申し込み)
主催
日本設計
会場
国立新美術館 3階講堂(東京都港区六本木7-22-2)
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