東京大学創設140周年記念 国際共同特別展示 
最古の石器とハンドアックス — デザインの始まり

2017年10月20日(金)〜2017年12月24日(日)

アフリカ、とりわけエチオピアは、人類起源期から人類進化の各段階の、世界を代表する化石記録を産出している。本展示では、日本とエチオピアの研究者の1980年代以来の長年にわたる共同研究の成果に基づき、ホモ属の系統が出現した250万年前ごろからホモ・サピエンスの出現までの人類進化の道筋と石器テクノロジーの発展について展示する。人類化石の展示としては、著名な頭骨化石12点のレプリカ標本を空間配置した系統樹として示す。最古の石器とそれ以後の製作技術のイノベーションを示す展示としては、エチオピアから一時借用の52点の原研究標本を展覧する。これらには、260万年前の世界最古の「オルドワン」石器、175万年前の最古の「ハンドアックス」などの「アシュール石器文化」草創期の石器、その後、石器テクノロジーが段階的に発達し、洗練化・シンボル化してゆく様相、「出アフリカ」を成し遂げた現生人類(ホモ・サピエンス)の石器など、1990年代から近年までに発見された第一級の研究標本を展覧する。

日程
2017年10月20日(金)~ 2017年12月24日(日)10時〜17時(入館は16時30分まで)
休み
月曜日
料金
無料
主催
東京大学総合研究博物館
協力
エチオピア文化観光省文化遺産調査保全庁
コンソ古人類調査隊
チョローラ調査隊
ミドルアワッシュ調査隊