丸谷芳正 名作「たためる椅子」の誕生と吉村順三の家具デザイン
2017年12月08日(金)
「たためる椅子」は、日本を代表する建築家:吉村順三が設計した八ヶ岳音楽堂に採用され、2年後の1990年に正式に発表されました。木造建築の中に整然と並ぶ姿も美しい折り畳み式の木の椅子は、製作当初の仕様から改良が加えられ、吉村順三と師弟関係にある建築家:中村好文、丸谷芳正の3人の協働デザインとして現在も作り続けられています。
本セミナーでは、「たためる椅子」を作り続けてきたデザイナー:丸谷芳正氏を講師に迎え、名作椅子の誕生の背景をはじめ、設計や製作に込めたそれぞれの建築家の思い、椅子から受けた影響などを語ります。
「座るほどに馴染んで、その良さを実感する」と多くの人に支持される椅子は、座の後端近くを支点として座の枠を持ち上げ、脚にあたる左右の四角いフレームを内側に交互に折りたたむことで収納を可能にし、座り心地の良さとコンパクトに畳める機能性、美しさを実現しています。設計者として、職人として名作椅子と向き合う姿勢とものづくりの哲学を紐解きます。
- 日程
- 2017年12月8日(金)17時~19時
- 出演
- 丸谷芳正(建築家/設計工房MandM)
(敬称略) - 料金
- 一般4,000円(税込)
- 定員
- 60名(事前申し込み制・先着順)
- 主催
- リビングデザインセンターOZONE